ダンス公演制作団体 Raa−Ken (=らぁけん)

【Raa−Kenは研究室なのだ!】

'04年10月、仙台のダンスシーンを盛り上げるべく“らあの研究室”として発足。その目的は下記の研究をする事にある。

■研究課題1「ダンスに興味のないお客様でも楽しめるダンスショーを目指し、実験的な演出に挑戦する」。一般にダンスショーは、永遠とダンスばかりが続く舞台も多く、広く人気を集めるのは難しい。当団体では、テレビで目にするような新しいダンス20曲以上を、簡単なストーリーにのせてご紹介する。物語仕立てのショーは年齢性別を問わず見やすく、お客様が年々増加。この活動により将来、ミュージカルやダンス公演に興味を持つ方々が増える事こそ、私たちの願いである。

■研究課題2「赤字撲滅!莫大にかかる舞台経費を極力抑えた運営を模索する」。大ホールでのステージに参加する際、一般的に出演者は十数万円の参加費を徴収され、更にチケットノルマを課せられる事もある。“舞台に向けた練習はダンサーを最も成長させる”と考える当団体では、参加費を払えないばかりに伸びる機会を失う事がないよう努めている(現時点でノルマ込み3万円前後)。特徴的なのは、プロアマに関係なく、全出演者が等しく参加費を納める事だ。つまり公演の目的は儲けではなく、ダンサーや振付師の技能向上にある。

Raa−Ken☆ライヴ

'04年の発足から約2年間、研究課題をクリアすべく、小さなライヴにて実験を繰り返した。

'04 マッチ(ョ)売りの少女

'04年12月 「マッチ(ョ)売りの少女」

初代メンバーは7名。少女というよりは、実に頼もしい成人女性がマッチを売る物語だ。寒さに耐え兼ねてマッチをシュ!その炎が誘う夢の世界…白馬の王子、ミステリアスな男スパイ、大富豪マハラジャ、次々と色男が登場。程なくマッチは無くなり、さあ大変!

    

'05 忍JAZZ

'05年9月 「忍JAZZ」

クノイチがJAZZを踊る、だから忍JAZZ。悪いお代官から大切な仏像を守る、新米忍者の奮闘記。タイトルも内容も安直だ。ジャズの名曲に合わせて小粋に踊り…時々決めポーズ…と同時に手裏剣が飛ぶ。

    

'06 昆虫物語

'06年11月 「昆虫物語」

訳有りで長生きしているアゲハ蝶が、風で飛ばされてきた3匹の幼虫を育てる。チョウとハチとカブト虫、血のつながらない姉妹が大空へ羽ばたく♪ 前列のお客様には草原ポンチョを着て頂いた。肩に咲く花に、巨大な虫ダンサーが近寄る。

    

仙台大衆舞踊団

2年間の研究で得た“踊る方も見る方も楽しい舞台作り”の成果を、いよいよ宮城県のダンサーに還元する時が来た!'07年春、団体名をRaa−Kenへ改正。宮城県の女性ダンサーを集め、仙台大衆舞踊団を結成した。素人ダンサーと言えども、ご来場されるお客様に対して「誠意ある鍛錬」を心がけるよう促し、技能向上を目指す。また、構成員相互がダンスに関する情報交換を行える機会ともなっている。'07年公演のテーマは白雪姫。本番1ヶ月前にはチケットがほぼ完売し、当日は立ち見の出る盛会となった。翌 '08年には西遊記を上演。上演日程を2日間に増やすもほぼ満席。楽天球団様よりお声がかかり、出張ステージも開催した。現在、出張ステージや共演の依頼も増えている。

仙台大衆舞踊団2007

仙台大衆舞踊団2008 vol.2

仙台大衆舞踊団2008 vol.2

    

('08年公演・後援一覧)宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、(財)宮城県文化振興財団、(財)仙台市市民文化事業団、河北新報社、NHK仙台放送局、TBC東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送